【V1男子】今週の見どころ(2/15-2/16)
<2/15-2/16週の見どころ>
2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)はいよいよV・レギュラーラウンド最終週を迎える。今週末は2月15日(土)に3会場(鳥取市、松本市、橿原市)で計5試合、16日(日)に2会場(松本市、橿原市)で計4試合が実施される。
先週末を終えてV・ファイナルステージ進出全5チームが決定し、その順位も確定した。
1位:パナソニックパンサーズ
2位:ジェイテクトSTINGS
3位:JTサンダーズ広島
4位:サントリーサンバーズ
5位:堺ブレイザーズ
この5チームにとっては今週末が最後の調整機会になるといえるだろう。とはいえ、勝ってV・ファイナルステージへの弾みをつけたいところ。さて、その中でも15日の鳥取市会場ではパナソニックとJT広島が対戦する。昨シーズンのファイナルのカードであり、注目はリーグきっての“兄弟対決”がコート上で繰り広げられる。
まず初めにセッターはパナソニックが弟・深津英臣、JT広島は兄・深津旭弘が務め、お互いのアタックチョイスで勝機を探り合う。また、アウトサイドヒッターにもパナソニックには弟・久原翼、JT広島には兄・久原大輝がいる。久原翼は昨年度の日本代表としてワールドカップバレーを戦うなど経験を積み、V.LEAGUEでもコンスタントに出場機会を得ると、攻守で安定したパフォーマンスを発揮している。
この2チームは今季2試合を戦い、パナソニックがいずれも勝利。3度目の対決、そしてV・ファイナルステージの最後でパナソニックが待ち構える形になるが、JT広島が勝ち上がり、雪辱とタイトル獲得を果たすことができるか見ものだ。
一方で悔しくもV・ファイナルステージ進出を逃したのが6位の東レアローズや、7位のウルフドッグス名古屋。シーズン途中の大型連敗が響き、なかなか波に乗ることができなかった。
それでも今季加入の外国籍選手は奮闘を見せており、特にWD名古屋にアジア枠で加入したミドルブロッカー劉鴻杰はブロック決定率(1セットあたり)でも高い数字を残している。なお、彼はパナソニックの劉鴻敏と双子の兄弟。昨年11月24日には2人が試合で合間見える場面もあった。
そうした“兄弟対決”の一方で、共闘する姿もV.LEAGUEでは見られる。例えば、大分三好ヴァイセアドラーでは辻口智也と辻口泰地は双子の兄弟。智也はリベロ、泰地はアウトサイドヒッターに就き、今季はお互い出場機会こそ少ないものの、V・チャレンジリーグ(現V2)時代からチームを支えてきた。その大分三好は先週8日にサントリーを3−1で下し待望の3勝目。翌日にはWD名古屋に敗れはしたもののフルセットの戦いを演じた。残り2戦は、15日にFC東京、16日にジェイテクトとの対戦を控える。現在、最下位のVC長野トライデンツとは3勝22敗で並び、勝ち点で4つ上回っている。V1残留のためには最終週で白星を一つでも、勝ち点を1つでも伸ばしたいところだ。
そのVC長野はホームで15日にWD名古屋、16日にサントリーを迎え撃つ。地元の声援を追い風に変えて、V1残留に望みをつなげらるか。
V・レギュラーラウンドの最終週も見どころは十分。V・ファイナルチーム進出チームも、そうではないチームも、最後まで熱き戦いを繰り広げてくれることだろう。
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