【V1女子】今週の見どころ(12/14-15)
<V1女子今週の見どころ>
2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は先週末で交流戦が終了し、いよいよ最終3レグがスタートする。今週末は12月14日(土)に4会場(大田区、水戸市、深谷市、刈谷市)で計6試合、15日(日)は2会場(水戸市、刈谷市)で計4試合が実施される。
スターカンファレンス ・ ・
3レグを前にV・ファイナルステージ進出の上位4チームが決まったのはスターカンファレンスで、首位から順にJTマーヴェラス、トヨタ車体クインシーズ、東レアローズ、埼玉上尾メディックスが切符を獲得している。
現在首位を走るJTマーヴェラスは交流戦初戦こそ黒星を喫するも、その後は5連勝。そのうち4試合はストレート勝ち、と強さが際立った。今週14日はトヨタ車体との上位対決を控える。
注目はJTのエース、ドルーズ,アンドレアとトヨタ車体のベテランミドルブロッカー、荒木絵里香の対決だ。ドルーズはサーブ効果率17.2%で、2位につける荒木の14.8%を大きく引き離す。荒木はブロック決定本数(1セットあたり)で1.05本をマークしており、カンファレンス内トップの数字。なおアタック決定率(バックアタックを含む)でも、ドルーズは2位の47.9%、荒木は3位の46.5%と上位に名を連ねている。今週末の直接対決では、ハイレベルな攻防が見られることだろう。
スターカンファレンスでいま最も勢いの乗るチームといえば、4位の埼玉上尾で、交流戦では5勝1敗。エースのシュシュニャル,カタリナが攻撃面で、リベロの山岸あかねが守備面で、チームの要としてプレーし、また若手アタッカーの吉野優理や椎名真子らも存在感を放つ。今シーズンはこれまでカンファレンス内の上位3チームからの勝ち星はないだけに、3レグでの勝利を目指す。
プレミアカンファレンス ・ ・
一方のプレミアカンファレンスは先週、首位のデンソーエアリービーズがV・ファイナルステージ進出を決めた。7日のPFUブルーキャッツ戦はキャプテンの鍋谷友理枝が、8日の東レアローズ戦は今季ブレイクの中元南が、チーム最多得点をあげて、いずれもフルセットの接戦を勝ち切った。1、2レグを全勝でクリアし、今シーズンはカンファレンス内でまさに“敵なし”。その強さを3レグで継続できるかに注目したい。
プレミアカンファレンスで脅威となっているのは、2位の岡山シーガルズ。交流戦では他のチームがスターカンファレンスの大型アタッカーに苦しむ中、岡山は1敗のみでクリア。リベロの楢崎慈恵が安定した守備力を発揮し、攻めてはエースの金田修佳が総得点159得点でカンファレンス内の個人ランキングトップの成績でチームをリードする。今週14日の大田区会場で3位のNECレッドロケッツから勝利すれば、V・ファイナルステージ進出が決まるだけに、交流戦の勢いのまま臨みたいところだろう。
14日は水戸市会場で4位の久光製薬スプリングスと5位の日立リヴァーレが対戦。その差はわずか1勝で久光製薬が上回っており、なおかつ残り試合数は久光製薬が2試合多いことから、日立としてはここで是が非でも勝ち星を並べたいところ。逆に久光製薬は日立を退け、その差を広げることができるだろうか。最終結果に大きく響く一戦となりそうだ。
交流戦で1勝に終わった6位のヴィクトリーナ姫路は14日に首位デンソーとの試合を控える。交流戦終盤では内定選手のアウトサイドヒッター松本愛希穂や孫田菜奈がデビュー。8日のJT戦はストレート負けに終わったが、松本がチーム唯一となる二桁得点をマークし、3レグでは起爆剤となれるか期待が寄せられる。
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