【V1男子】今週の見どころ(1/8-1/9)
1/8-1/9 見どころ/V1男子
新年、後半戦の幕開け!
2022年のV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は、1月8日(土)、9日(日)から西日本の5会場で全10チームが登場して新年の幕を明ける。
2021年を首位で終えた東レアローズ、2位の堺ブレイザーズ(ともに11勝3敗)はそれぞれアウェーでの連戦からスタート。東レは広島グリーンアリーナ(広島市)でJTサンダーズ広島(7位・7勝7敗)と、堺はジェイテクトアリーナ奈良(橿原市)でジェイテクトSTINGS(6位・8勝6敗)と対戦する。
東レの生命線となっているのは、李博や髙橋健太郎といった代表クラスのメンバーによる、クイックを軸としたセンターエリアからの攻撃と言える。多少返球が乱れても、コンビを組み立てられる藤井直伸主将のリーダーシップには今年も注目したい。堺の司令塔、新加入の深津旭弘も、その藤井に劣らぬリーダーシップが持ち味の選手。新年はまず、この二強が勝ち星を伸ばすのか、それとも他チームの巻き返しが始まるのか?
ところでこの週末は、今日(1/5)から開幕した*第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)が大詰めを迎え、今年度の高校日本一が決定するタイミングに当たる。
今回は、高校時代に「春高バレー」の舞台で輝きを放った選手を何人かピックアップしてみよう。
東レで「春高のヒーロー」としてまず名前が挙がるのは、前主将の星野秀知だろう。春高には高校生活で2回しか出場できなかったが、東亜学園高(東京)は圧巻の強さで07年、08年に連覇を飾った。当時のスタメンで、現在もVリーグでプレーしているのは星野だけ。ただし東レには、02年の春高で優勝した東北高(宮城)出身の富松崇彰が在籍しており、お互いにますますの活躍が期待される。
さらにその前、98年から3連覇を果たした岡谷工高(長野)には堺のリアルレジェンド、松本慶彦がいたことも覚えておきたい(高校ではアウトサイドヒッター)。堺では、高校六冠を達成する中で13年、14年と春高連覇を成し遂げた星城高(愛知)出身の山﨑貴矢も活躍のチャンスをうかがっている(当時はオポジット)。
今季、大卒1年目のルーキーたちは17年1月の第69回大会を戦った世代に当たる。当時優勝したのは駿台学園高(東京)で、メンバーだった村山豪(ジェイテクト)、坂下純也(JT広島)、藤原奨太(大分三好)の3人は、V1男子でも早速チームの戦力として躍動している。応援する選手たちの母校にも、これを機会に注目してみては?
*春高バレーは2010年の第41回大会までは毎年3月に行われ、1、2年生が出場する全国高校バレーボール選抜優勝大会の名称だったが、翌年からは1月開催となり全国高等学校選手権大会の名称に変更。3年生も出場できる形となって第63回大会以降に引き継がれ、今日まで実施されている(全国高校バレーボール選抜優勝大会は第41回で終了)。
<前試合の振り返り>
東レ vs パナソニック ジェイテクト vs WD名古屋 JT広島 vs VC長野 サントリー vs 大分三好 FC東京 vs 堺
<12月5日現在の順位>
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【コラム】V1男子今週の見どころ(12/3-12/5)