【V1男子】今週の見どころ(3/18-3/20)
3/18-3/20 見どころ/V1男子
※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。
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今シーズンの個人賞は誰の手に
今週末も5会場で10試合が行われるV1男子。V・レギュラーラウンドで各チームが戦う36試合の内、これまで最も消化試合数の多い東レアローズ(1位・22勝10敗)は32試合を終えているが、逆に消化試合数が最少のウルフドッグス名古屋(5位・16勝8敗)は24試合を戦い終えた状況である。このように試合数にはまだ偏りがあるものの、今回は個人技術集計による個人賞争いにも注目しながら週末の見どころをチェックしていこう。
JTサンダーズ広島(6位・14勝16敗)が待つ呉会場へと乗り込むのはWD名古屋。昨季の得点王、主将のクレク,バルトシュは試合数がまだ少ないものの、今季もすでに総得点ランキングで3位につける豪腕ぶりを発揮。残り試合数を考えると、同1位のパダル,クリスティアン(東レ)や同2位のエドガー,トーマス(JT広島)との競り合いはいっそう激しいものになりそうである。そんなクレクは、アタック決定率で現在トップを走っている。昨季の同3位を上回り、このまま初のスパイク賞を手にすることができるだろうか。東レでは上記のパダルが、サーブ効果率でも1位につけている。彼の特徴はミスの本数もサービスエースの本数も、ともにずば抜けて多いこと。とにかく全力で打てば得点の動く可能性が高いことから、最も目が離せないサーバーと言えるだろう。
またブロック決定本数(1セット当たり)では髙橋健太郎が首位をキープしており、ここ2シーズン連続でブロック賞を獲得している小野寺太志(JT広島)は現在2位。身長2mを超える2人のハイレベルな勝負がどう展開していくのか、興味深いところである。その東レはホーム静岡会場にジェイテクトSTINGS(7位・14勝11敗)を迎えての連戦となる。ジェイテクトはサーブ効果率でフォンテレス,フェリペが3位、宮浦健人が4位と続いており、東レ同様にサーブが持ち味のチーム。お互いの強烈なサーブによる主導権争いも楽しみである。
WD名古屋の小川智大と、サーブレシーブ成功率でし烈な争いを繰り広げているのが大分三好ヴァイセアドラー(9位・5勝24敗)のリベロ備一真。今週末はホームの大分会場でパナソニックパンサーズ(4位・20勝10敗)と対戦するが、パナソニックは3位以内に食い込んでV・ファイナルステージに進出するため、大分三好は8位以上へと浮上してV・チャレンジマッチを回避するために、やはりどちらも譲れない2日間となる。
大阪会場でのサントリーサンバーズ(3位・21勝7敗)対堺ブレイザーズ(2位・21勝8敗)、岡谷会場でのVC長野トライデンツ(10位・1勝29敗)対FC東京(8位・8勝19敗)も含めて、ホットな週末となりそうである。
<前試合の振り返り>
JT vs 大分三好 パナソニック vs サントリー FC東京 vs 東レ
<3月13日現在の順位>
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【コラム】V1男子今週の見どころ(3/12-3/13)