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【V1女子】今週の見どころ(1/4-5)

<今週の見どころ>

 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENV1女子)は年内でV・レギュラーラウンドのほぼ全日程が終了。延期となっていた1レグが今週1月4日(土)に2会場(岡崎市、草津市)で計3試合、5日(日)に岡崎市会場で2試合が実施されて、いよいよ戦いはV・ファイナルステージへと移ることになる。

 さて、年明けのこの時期は“春の高校バレー”でおなじみの全日本高等学校選手権大会が行われる。1年前にはこの大舞台に立っていた選手たちの中には、V.LEAGUEでプレーし、ルーキーとしてチームに勢いをもたしているものも。今回は個人表彰の最優秀新人賞の対象でもある新人選手のなかから、1年前の“春高戦士”たちにスポットを当てたい。

 まず昨年度の優勝チームである金蘭会高(大阪)からは曽我啓菜NECレッドロケッツ、西川有喜JTマーヴェラス、水杉玲奈が東レアローズに入団した。曽我はシーズンを通してコンスタントに出場機会を獲得。機動力を生かしたアタックで積極果敢に攻撃参加する姿勢を見せている。西川はアップゾーンに控える期間が続いていたが、一つ上の同校OGである林琴奈は攻守で安定感のあるプレーを披露しているだけに、先輩に続きたいところ。高いレシーブ力を備える水杉は、1年目からチームの守護神として君臨。抜群の反応と精度高いボールコントロールで即戦力ぶりを発揮している。
    

 
 その金蘭会高に決勝で敗れたはしたものの、常に全国大会では上位の成績を上げる東九州龍谷高(大分)も多くのVリーガーを輩出してきた。その中でも、長岡望悠岩坂名奈栄絵里香を擁する久光製薬スプリングスでは今シーズン、平山詩嫣が続いた。切れ味鋭いスパイクと、物怖じしないオーラは、プレーするステージが上がっても健在。高校時代に続いて、いずれは名門・久光製薬をリードする存在として期待が集まる。


 金蘭会高出身の3選手や、久光製薬の平山らは女子U20日本代表として、昨夏の女子U20世界選手権では初の世界一をつかみとった。そのチームで先頭に立っていたのが、東レの石川真佑だ。女子U20世界選手権ではMVPに輝き、その後のアジア選手権でも優勝とMVPを獲得。昨秋のワールドカップバレー2019でも、日本代表の一員としては三大大会デビューであったが、センセーショナルな活躍を見せた。

 石川は身長こそけっして高くないものの、他を圧倒するパワフルなスパイクとコースの打ち分けで得点を量産。今シーズンは総得点242得点をマークし、これはスターカンファレンスにおいて日本人選手トップの数字だ。チームからは直近2シーズンで黒後愛関菜々巳が最優秀新人賞に選ばれており、石川自身、「自分も続けるように頑張りたい」とそのタイトル獲得への思いを馳せた。


 石川の下北沢成徳高(東京)時代の同級生たちも、V.LEAGUEの舞台へと進んでいる。石川と同じ東レには野呂加奈子大﨑琴未が、埼玉上尾メディックスには仁井田桃子が入団。コートに立てば、それぞれ持ち味を発揮している。
 

 
ほかにも春の高校バレー経験者としては、名門・古川学園高(宮城)出身の鴫原ひなたはトヨタ車体クインシーズに、同じく吉田あゆみNECに進んだ。鴫原はシーズン中、スターティングメンバーとして起用されることも多く、積極的にプレー機会を与えられた。



 
1年前は高校の一員として、しのぎを削り合っていたものどうしが、今はV.LEAGUEで争う。これからの日本バレーボール界を担っていく彼女たちのプレーにこれからも注目してもらいたい。



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