コラム

【V1女子】今週の見どころ(1/8-1/9)

1/8-1/9 見どころ/V1女子

 

年明け第一戦はJT vs 日立Astemo

 新年第1週は広島グリーンアリーナ(広島市)での男女共同開催。13勝1敗の首位で2021年の戦いを終え、3連覇に向けてギアを上げていきたいJTマーヴェラスは、初の広島ホームゲームに臨む。アウェーの戦いでJTに挑むのは日立Astemoリヴァーレ(8位・6勝8敗)で、1月8日(土)、9日(日)のV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN は、この両チームがぶつかる2連戦のみが行われる。

 JTは序盤、あまり出場機会のなかった籾井あき林琴奈といったメンバーがすでにペースを取り戻しており、ここからの戦いでも活躍が期待される。日立Astemoは12月の埼玉上尾メディックス(6位・8勝6敗)戦を含め、フルセットに持ち込んだ試合では3勝2敗と勝ち越している。雑賀恵斗境紗里奈の両セッターを併用しながら、自分たちの形に持ち込んでさらに勝利を重ねたいところ。

さて、1月5日(水)からは東京体育館を舞台に第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(以下、「春校」と表記。)が開催されており、9日(日)に日本一が決定。両チームにも、かつてこの大会で活躍し会場を沸かせた選手が多数在籍している。ここで何人か紹介してみよう。

 同大会で優勝経験を持つのは、記憶に新しいところで第72回大会を制した東九州龍谷高(大分)出身の室岡莉乃(日立Astemo)。抜群の得点能力を誇り、自分より長身の相手選手たちをきりきり舞いさせる姿は観客にも強い印象を残した。当時2年生ながら、室岡は同大会で最優秀選手賞を受賞している。

 


第70回、71回大会を連覇した金蘭会高(大阪)で当時在籍していたのは先ほど紹介した林のほか、西川有喜西崎愛菜(いずれもJT)。同校出身で3人の先輩に当たる小池杏菜(日立Astemo)も、第67回大会で頂点を経験した。

JTでは東九州龍谷高出身の芥川愛加も、春高が選抜優勝大会だった時代の第39回と第40回大会で連覇を経験している。そこから5年後、選手権大会となったあとの第66回大会で、その東九州龍谷高と決勝で伝説の名勝負を演じて見事日本一に輝いたのが、エース田中瑞稀率いる九州文化学園高(長崎)だった。残念ながら田中と小幡真子の母校は現在2大会連続で春高本戦出場を逃しているが、先輩たちの奮起が再び伝統に力を与えるのだろうか。

ほかにも高校生時代、春高の舞台に立ったことがあったり、母校が今回の春高で活躍していたり、といった選手はかなりの数にのぼる。各チームのアカウントでは春高で活躍する高校生たちへの応援メッセージも投稿されている。ぜひ選手たちの出身校をチェックのうえ、より視点を広げながら応援してみてはいかがだろうか。

 


<前試合の振り返り>
KUROBE vs トヨタ車体 NEC vs PFU 久光 vs 姫路 日立Astemo vs 埼玉上尾 東レ vs デンソー JT vs 岡山

<12月5日現在の順位>


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【コラム】V1女子今週の見どころ(12/4-12/5)

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