【見どころ】2019-20 V1男女ピックアップゲーム
2019-20 V.LEAGUE DIVISION1では、男子はジェイテクトSTINGSが初優勝、女子はJTマーヴェラスが2度目の優勝に輝いた。
今回は2019-20シーズンの中から、熱かったゲームをピックアップ!
皆さんの”ベストゲーム”はどの試合でしたか?
V1男女全試合のハイライト映像はYoutube再生リストから
◆2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ハイライト
◆2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN ハイライト
V・レギュラーラウンド 11月23日@大田区総合体育館
FC東京 待望の今季初勝利/vs.大分三好ヴァイセアドラー
3(25-21,25-16,20-25,23-25,15-12)2
真保綱一郎新監督の元、今シーズンの船出を切ったFC東京。顔ぶれとしては外国籍選手にプレモビッチ,ピーターが加入し、またルーキーの迫田敦志をスタメンに抜擢した。開幕から7連敗と苦しんだが、この日は大分三好ヴァイセアドラー相手に幸先よく2セットを奪う。だが、そこから大分三好の粘りとバグナス,ブライアンのアタックなどを受けて、2セットを奪われてしまったが、最終セットの競合いを制して勝利した。
この日はプレモビッチがチーム最多24得点、手塚大が23得点と続いた。また迫田もサーブレシーブで崩れることなく、攻撃の起点になった。
試合後、真保監督は「苦しい場面でこそ、チームの成長した部分が見られたと感じています。セッターの手原紳が落ち着いて、ボールを供給することができていた」とコメント。ピーターも「初めての勝利は最高の気持ちです」と喜んだ。
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V・レギュラーラウンド 12月8日@駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
パナソニックパンサーズ 今季初のフルセット、最後は深津のサーブが勝利を引き寄せた/vs.東レアローズ
3(20-25,25-16,25-21,22-25,15-12)2
今季も豊富な戦力を生かし、開幕から上位をひた走ったパナソニック。東レと対戦したこの日は、第1セットを先取されたが、そこから2セットを奪い返す。しかし、東レは戸嵜嵩大を筆頭に闘志むき出しにプレーを展開し、ひとたび波に乗れば怖い相手。第4セットを奪われ、試合の行方は最終第5セットへと移る。
パナソニックにとっては今シーズン初となるフルセット。それは強さの表れでもあったが、このプレッシャーを前にも強さを発揮。中でもキャプテン深津英臣が東レのサーブレシーブ陣形を冷静に見極め、的確にサーブを打ち込む。東レに思うように攻撃をさせず、反対にパナソニックは清水邦広、クビアク,ミハウらベテランが得点し、フルセットの激闘を制した。
試合後、パナソニックの川村慎二監督は「今日は深津のサーブに限る」と称賛。勝負所で、トスワークだけでない、深津の技が光った試合だった。
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V・レギュラーラウンド 11月24日@川崎市とどろきアリーナ
JTマーヴェラス 快進撃続くデンソーに今季初黒星を献上/vs.デンソーエアリービーズ
3(25-13,20-25,25-20,25-17)1
今シーズンDIVISION1 WOMENで注目を集めたのは、プレミアカンファレンスのデンソーエアリービーズ。奥村麻依や田代佳奈美、井上琴絵ら日本代表メンバーを加え、選手層は分厚く、またその個の力がガッチリと噛み合い開幕から9連勝。1レグを無敗で勝ち抜けた。
続く交流戦で、そのデンソーに今季初となる黒星をつけたのがプレミアカンファレンスのJTだった。
JTは前日にNECに敗れており、この日は仕切り直しの一戦。吉原知子監督は「試合の入り方やプレー一つ一つが昨日よりはよかった。とにかく自分たちの力を発揮できるように、修正することができた」と振り返るように、小幡真子を中心にサーブレシーブから自在に攻撃を展開。また、エースのドルーズ,アンドレアが4本のサービスエースを決め、サーブでデンソーを効果的に崩す。そこから芥川愛加が5本のブロックポイントをマークするなど攻守で圧倒。今季の強さを象徴するゲームだった。
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V・ファイナルステージ 1月19日 @船橋アリーナ
埼玉上尾メディックス 下克上は続く。ファイナル8を3戦全勝で突破/vs.NECレッドロケッツ
3(25-20,16-25,23-25,25-23,15-12)2
今シーズンのV・レギュラーラウンドはスターカンファレンス4位で終えた埼玉上尾。持ち点0からV・ファイナルステージに臨むことになったが、ここから快進撃を開始する。Aグループ初戦でデンソーをストレートで下すと、続く東レアローズにもフルセットの末に勝利。最後のNECレッドロケッツ戦もフルセットの激闘を制し、自力でのセミファイナル進出を果たしてみせた。
今季の埼玉上尾は昨シーズンからメンバーに大幅な変更はない。それでも、エースのシュシュニャル,カタリナの豪打や吉野優理の攻守で安定感抜群のパフォーマンスはさらに磨きがかかり、サンティアゴ,アライジャダフニや青柳京古の積極的な攻撃参加も。そのアタッカー陣を後ろから見るリベロの山岸あかねは「これまでと違い、セットを落とした後でもズルズルといかず、スパッと切り替えて粘ろうという姿勢を出せている」と印象を語った。
V・ファイナルステージで下克上を遂げたチームは、セミファイナルで涙を飲んだが、その後3位決定戦で勝利し銅メダル。貪欲に勝利をつかみにいく、その姿勢を手にしたのが今シーズンの収穫だった。
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